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ベルクミン

患部が赤く腫れて熱をもち、かゆみや痛みの強い肌トラブル、痔の症状に「ベルクミン」

炎症をおさえ、膿の排出を促すはたらきのある黄柏(オウバク)、鬱金(ウコン)を配合した外用の軟膏剤です。
おできや湿疹、かぶれ、ただれ、軽度のケガ、痔の症状など、患部や傷口が炎症を起こしたり、化膿した、赤く腫れてかゆみや痛みが強い肌トラブルに適しています。
また、寒い時期には外用の漢方薬「紫雲膏」と同じく、ひびやあかぎれ、しもやけにも用いられますが、「紫雲膏」と比べて赤み、かゆみや痛みなどの症状が強い急性期のものに用いられます。

●商品名 ベルクミン
●第3類医薬品
●内容量 20g
●効能効果 火傷、外傷、きれ痔(さけ痔)・いぼ痔の痛み・かゆみ・はれ・出血・ただれの緩和、おでき、湿疹、かぶれ、ただれ、あせも、かゆみ、ひび、しもやけ、あかぎれ

「ベルクミン」って、どんな漢方薬?

外用の漢方薬、漢方の軟膏剤としてよく知られている「紫雲膏」と同じく、江戸時代の名医である華岡青洲の家方である「中黄膏(ちゅうおうこう)」を基にした、マツウラ独自の生薬配合の外用薬です。「中黄膏」は原方では黄柏(オウバク)、鬱金(ウコン)、黄連(オウレン)が入っていましたが、後に浅田宗伯が黄連を除き、今の構成になったといわれています。「ベルクミン」は「中黄膏」に「紫雲膏」と同じく、豚脂(トンシ)を加え、黄柏、鬱金を増量した構成になっています。
「ベルクミン」は、患部が炎症や化膿によって「真っ赤に腫れて、痛みやかゆみが強い」ものによく、おできや湿疹、かぶれ、ただれなどの急性期に適しています。
「ベルクミン」は、「赤みや熱感」「かゆい」「できはじめ」の症状に。「紫雲膏」は、「紫色など赤さが薄い」「乾燥」「治りが遅い」と感じる症状におすすめです。

こんな方におすすめします!

  • おでき(できもの)・湿疹に
  • かぶれ、ただれなどに
  • ひびやあかぎれ、軽いケガなどに
  • しもやけに

いずれもできはじめなどの、患部が赤く腫れ、触れると熱をもっており、痛みやかゆみの症状が強いものに適しています。患部が少量の出血や滲出液で多少の湿り気のあるものにも用いられますが、出血や分泌物が多く、ジュクジュクしているものは別の薬を使用するか、病院を受診してください。

  • 痔の症状に

痛みやかゆみが強く、腫れや出血がある急性期に適しています。患部を洗い、清潔にしてから、患部に直接、またはできるだけ届くところに塗るようにします。

 

「乾燥」「治りが遅い」場合は「紫雲膏」!

外用の漢方薬として有名な「紫雲膏」は、皮膚再生を早めるはたらきがあり、「ベルクミン」と同じく、ひびやあかぎれ、しもやけ、やけど、軽度の切り傷やすり傷、痔の症状などの適応症があります。
「紫雲膏」は、患部の赤みがうすれ、かゆみなどの症状や滲出液が治まってきた時期に適しており、寒い季節に多い、肌が乾燥してガサガサするもの、患部が乾燥して傷口が開き、治りが遅いものなどに効果があります。
製剤の赤紫色は配合生薬の紫根(シコン)由来です。

 

ベルクミンの効能・効果

火傷、外傷、きれ痔(さけ痔)・いぼ痔の痛み・かゆみ・はれ・出血・ただれの緩和、おでき、湿疹、かぶれ、ただれ、あせも、かゆみ、ひび、しもやけ、あかぎれ

ベルクミンの構成生薬について

特徴的な黄色は黄柏、鬱金由来で、着色料は使用していません。
ゴマ油、蜜蝋、豚脂は独特なにおいの元であり、これらは添加物ではなく、構成生薬に含まれます。

外用にのみ使用し、目に入らないよう注意してください。
アレルギーのある方は、使用しないでください。

 

症状や体質などを確認いただき、使用上の注意をよく読み、適切な漢方薬をお選びください。
また、服用中に違和感を感じたら、医師、薬剤師または登録販売者にご相談ください。

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