2011/3/7
冨貴薬草試培園
所在地 | 愛知県知多郡武豊町 |
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面積 | 約1400㎡ |
設備 | 温室1棟 |
内容 | 薬用や食用にされる草や樹木などの植物の栽培 |
薬草試培園の活用目的
- 薬用植物見本園
- 「取り扱う生薬について、原植物の段階から理解すべき」という会社方針に対する社員教育用施設
これまでの経緯
1970年代に現在の所在地より西に約1㎞の土地(約3000㎡)に数十種の薬草を植え、松浦薬業薬用植物園としました。1991年冨貴工場建設に伴い、工場緑化を兼ね現在の場所に移設。山を切り崩した土地に加え、そもそも知多半島は常滑焼の赤色でお馴染みの赤土粘土層であるため、開園当初は雑草も生えないような土壌でした。そこで、弊社工場から出る漢方製剤の副産物である抽出残渣を有機肥料原料として土に混ぜ込み、幾度となく耕して土地改良を行いました。その結果、有機質を豊富に含んだ膨軟で肥沃な畑になり現在に至ります。
自然・地域・社会のためにできること
漢方製剤の原料となる生薬は、自然からの恩恵にあずかっています。昨今の自然環境の悪化や乱獲による資源の減少・枯渇問題は、2015年に国連が採択した国際社会共通の目標であるSDGs(持続可能な開発目標)にも関わる世界的な課題といえます。
そこで松浦薬業は、環境保全の一環として、製造過程で生じる抽出残渣を発酵させ、土壌改良剤として再生し、ゴミを削減する取り組みを続けています。
また、この活動に通じて、農家など地域住民の方との交流を行っています。今後も地域社会の一員としての自覚を持ち、貢献して参ります。