2023/6/30

社長ご挨拶

 松浦薬業は1913年に創業し、名古屋の「くすり」問屋街京町通りに店を構え、伝統薬に使われてきた生薬の販売から始まりました。1972年の日中国交正常化前より、天然物原料の産地である中国の企業と協力関係を築き、独自の調達ルートを開拓しました。そして、天然物に関する膨大な学術情報をもとに、独自性のある漢方薬、医薬品原薬、食品分野の製品開発や製造にまで事業規模を拡大することで、原料調達、製品開発、製造を一貫して行える企業へと成長してきました。
このように創業から100年以上事業を継続してまいりましたのは、日頃よりご支援いただいておりますお客様をはじめステークホルダーの皆様のご協力によるものであり、心より厚く御礼申し上げます。
近年は、新たな感染症やテクノロジーの発展に伴う生活様式、地球環境の変化等、以前とは異なる様々なストレスを受けることで、心身に不調をきたしながら生活されている方々が多くいらっしゃるかと思います。それに加えて、高齢化の進行と人口の減少が進む日本国内において、これらの不調による労働力の損失や生産性の低下といった問題は、今後の豊かな社会を形成するうえで阻害要因となります。このような問題は日本国内に留まらず、諸外国においても同様の課題を抱えております。
 私たちにとって、時代の流れに伴って変化する人々の悩みに対し、天然物を通じて貢献することが製薬に関わる企業人としての使命であり原点であると考えております。人々の悩みや想いに応えられるよう、本業を深化させることによって安全・安心な製品の供給と温故創新のもと、新たな価値をご提案できる体制の強化に努めてまいります。そのために、弊社の創業理念 にも掲げております「謙虚で、誠実であること。」を怠らず、全社一丸となって豊かな社会づくりの一役を担えるよう取り組んでまいりますので、変わらぬご愛顧ご支援を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。



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